身近な植物と菌類 〜近畿の季節の野草〜クマツヅラ科

クサギ

クマツヅラ科|2014,08,19
クサギ
11月 公園の薮で撮影

クサギ
クサギの花

クサギ


クサギの成木
08月  花が満開のクサギ成木


・・覚書・・ (随時追記変更)


科名属名/クマツヅラ科クサギ属(APGⅢ:シソ科)
花期(一般)/8-10月
花色/白色、薄紫色の雄しべが目立つ
樹高/〜4m
食毒/可食。利用部位は若葉(注意)
薬効/生薬(臭梧桐)として利用されている
備考/落葉低木、青色の実

(注意)若葉を食用にするには茹でこぼして長時間水に晒すなど工夫がいる。

以前、探偵ナイトスクープという番組で、クサキムシと呼ばれる幼虫を食べたい、という依頼をやっていた。曰く、そう古くもない昔、この虫を売りに来る人がいて、疳の虫の薬として子供に生で食べさせていたらしく、依頼人は美味しかったからもう一度食べたいという話だ。結局それは、この木の根に寄生するコウモリガの幼虫で、クサキムシではなくクサギムシだったのだが、地中の木の根を掘って根を折りとり、根を割らないと幼虫を採集できず、大変な苦労の末に食べてみたら、記憶しているほど美味しくはなかったようだ。やはり旨いものが溢れている現在と昔の味覚は違うのだろう。クサギはどこにでもある木だが成木の根を掘るとなると容易ではないので、恐らく当時はあちこちに沢山あったであろう抜きやすい小さな幼木を抜いていたのではないかと思っている。なお、コウモリガの幼虫はクサギにだけ寄生するわけではなく、多くの種類の樹木に寄生するが、好意的に考えて、クサギに寄生したものはクサギの薬効成分が少しぐらいは入っていたかもしれない(形としては未消化の糞だが)。


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